2024年に観た格闘技

毎年恒例、2024年(ちょっとだけ2025年も)観た格闘技を振り返ります。これも今年で最後になるかもしれません。


・Prime Video Presents Live Boxing 8(井上VSネリ)
詳しい感想記事はこちらを参照いただければ。
歴史に残る一戦を生観戦できてよかったです。試合をじっくり見るだけならば、家でAmazonプライムで見れば十分ですけれど、あの試合で起きた緊張感とざわざわと興奮は会場でないと実感できませんでした。格闘技の会場観戦をしたのも久しぶりで、むかしの格闘技熱を少し取り戻すことができました。


・那須川天心 VS ジョナサン・ロドリゲス
那須川天心のボクシング4戦目です。ここまで3戦はちょっと消化不良な感じが否めず、「ボクシングでどこまで出来るのか?」が懐疑的にみられていたこともあった那須川天心が、この第4戦では圧倒的なスカ勝ちでした。ただ、相手が弱かったんじゃないか?とか、また色々と議論が紛糾していたようで、外の世界からボクシングに参入しているのと、その話題性から毎回賛否両論を巻き起こす那須川天心劇場が今回も炸裂した感じです。個人的には、普通に「ああ、那須川天心に期待する内容が見れたなあ」と感じたので良かったです。


・超RIZIN3
AbemaでPPVを買ってみました。たまアリのスタジアムバージョンが埋まるほどの集客力があったようですが、ロートルファンには朝倉観未来VS平本蓮の何にそこまでの集客力があるのか正直よく分かっていません。会場で高いチケットを買っているファンにしてみれば、方向性は違えど約20年前のミルコVSヒョードルに匹敵するメガマッチなのでしょう。その試合について、ロートルファンが語れる目線はなく、残酷な結果を「ああ…」と受け止めました。当時のように真正面から格闘技観戦に情熱を傾けているのではなく、酒でも飲みながら(飲みませんが)楽しむエンタメ格闘技としても十分楽しめる良い大会でした。個人的にはやっぱり昔からの思い出がある所英男とかRENAにグッとくるものがありましたね。


・井上VSドヘニー
Leminoで見ました。ネリ戦がシチュエーションも試合内容も何から何までドラマチックだったのに比べると、この試合は今一つ盛り上がりに欠けてしまったのは井上選手に対する期待値が高すぎるが故でしょうか。試合としては、危ない場面もなく完勝もいいところなのに、それで盛り上がらないとか、期待までいかないというのも、スーパースターにだけ求められる世界ですね。実際、格闘技を長年見続けて、こういう「まあ勝てるでしょう」みたいな雰囲気の時こそ危なかったりするのが、それを全く感じさせない試合運びだったのはさすがです。ドヘニーも東京ドームで1度見ただけでは、どんな選手だったのかわかってませんでしたが、この試合でクレバーな選手であることはよくわかりました。いわゆる玄人好みの試合だったと思います。


・2024年末(と2025年初め)の格闘技(UFC・ボクシング・RIZIN)
12月は朝倉海選手のUFC初参戦にしてタイトルマッチが組まれました。UFCの中で格付けがされておらず、RIZINの戦いでも「底を見せた」という印象がなかったのと、王者のパントージャが今一つ評価が高くなかったこともあって、もしかしたら、というか結構勝てるんじゃないか?というムードがあったと思います。しかし、結果はパントージャの完勝で、改めてUFCチャンピオンの壁が高いことを再認識させられました。朝倉海選手としては次の試合で真価が問われることになりそうです。年末のRIZINは結果を追うぐらいしかしてなかったのですが、旗揚げから10年経ったという月日を考えると感慨深いものがありますね。PRIDE・DREAMの頃は、格闘技を見ることがライフサイクルの中心になっていました。今でも興味のあるジャンルの一つではあるものの、RIZINは自分の中心にはなってません。でも、続いてくれないと寂しさはあるので、引き続きがんばってほしいと思います。年末のボクシングは相手の怪我により延期とキャンセルを踏まえて、1月に行われました。2024年からはみ出してますが、最後にその感想を書いて〆ます。試合は1R静かな立ち上がりから、だんだん圧を強めていって4RにTKOと、圧勝の内容でした。相手が変わって情報少ない中で、さすがの期待通りですね。4Rまでかかったのも、あまり早く倒しすぎては調整にならないし、お客さんへのサービスも含めてだったのかもとすら思わせる試合運びでした。2025年中もさらにワクワクする試合を楽しみにしたいです。


初めて格闘技を会場観戦したのが2005年の2月(PRIDE29)だったので、ちょうどそれから20年経ちました。その時々の生活と興味次第ではありますが、これからも格闘技は好きなジャンルとして何らか見ていきたいと思います。それではまたいつか!

この記事へのコメント