2014年の格闘技(MMA)ベストバウト10選

2015年も格闘技の世界は続きます。


今年は格闘技生観戦を始めてから10周年にして、
残り4回で観戦大会の総数が50回の区切りになります。
よって目標を一つ。最低でも4回は生観戦に行く!です。
せっかくの記念年なので、初の海外進出も密かに考えてはいますが、
そちらは状況次第といったところで、まだ現実的ではありません。
一人でTDLに行くのとはまた違った勇気と準備がいるので(笑)

それでは毎年勝手にやってる格闘技ベストバウト10を
徒然書いていきます。近年は立ち技系の試合も含めて
選んでましたけど、今年は原点に戻ってMMAだけで選びました。
毎度のことながら、試合内容の良さだけでなく思い入れと思い出、
そして試合以外の要素も含めて個人的に心に残ったベストバウト10を
好き勝手に語る、備忘録的な内容(読者への配慮は基本無視)です。



川尻 達也 VS ショーン・ソリアーノ
UFC Fight Night34

彷徨えるDREAMに取り残された最後の男として、
モヤモヤした状況が続いていたのが、
晴れてUFC参戦になった川尻達也の初戦です。
相手もUFC初戦ながら、「まあ勝てるでしょ」なんて、
かませ犬感はまったくなし。1年ぶりの試合故の不安と、
ラウンド開始直後にパンチを被弾する姿に緊張がはしりました。
それでも1R後半からペースをつかむんで2Rに一本勝ち。
ニコニコで見れたんですけど、コメントも盛り上がってました。

勝ち名乗りをあげ「おれがDREAMだ!!!」と叫んだ姿で、
DREAMの亡霊は取り払われたんじゃないでしょうか。
その後、グイダに負け、目の手術により長期欠場中ですが、
川尻が諦めずに挑むなら、次の試合も全力で乗れると思います。



堀口 恭司 VS ジョン・デロス・レイエス
UFC FIGHT NIGHT JAPAN 2014

2014年のUFC日本大会からは3試合を選びました。
まず1戦目は最も会場を沸かせた日本人、堀口恭司のカード。
まるでPRIDEで10連勝した全盛期の五味のような、
相手どうこうではなく自分のやりたい事だけをやりきって勝つ
圧倒的パフォーマンスでした。見ていて負ける気がしなかったです。
日本人が1勝することさえ苦難なUFCで、タイトルマッチが夢でなく
近い将来の現実として考えられる、現在では唯一の選手でしょう。
年明け1戦目もキッチリ勝利して、早ければ今年中に実現なるか!?



ミーシャ・テイト VS 中井 りん
UFC FIGHT NIGHT JAPAN 2014

2014年UFC日本大会から2戦目。
戦前では最も興味と勝負論があったカードです。
試合内容に限っていえば、アメリカの大都市に住むセレブが
日本の片田舎に住む町娘に世界の広さと厳しさを教えてやった。
みたいに捉えられるかもしれません。正直、実力差はありましたし、
判定に異議を唱えるほどの接戦には感じませんでした。
それでも想像してたよりも善戦した。という評価さえ
中井りん側にしてみれば、初めての黒星は重く、
慰めに感じられないでしょう。このあと再起できるのか心配です。

この試合を選ぶ理由は、中井りんの入場に痺れたからです。
会場観戦時は遠くてあまり伝わってこなかったのですが、
後にファイトパスで確認したら、北岡悟ばりにトランスした表情から、
緊張感がビンビン伝わってきて、入場曲の「Mi Strong Woman」が
その姿にマッチして聴こえました。思わず後日iTunesで曲を購入しましたね。
自身のホームページで刺激的なセクシー写真を公開してますが、
それよりもあの試合の入場姿こそ、ファイターとしての美しさ、
中井りんの魅力を出してると思います。(って感じるのは変態か?)
よってこれを2014年のベストオブ入場シーンとして挙げます。



マーク・ハント VS ロイ・ネルソン
UFC FIGHT NIGHT JAPAN 2014

2014年UFC日本大会から3戦目。
最後は文句なしのメインカードだった怪獣大戦争を。
これについては無駄な説明の言葉は要らないですね。
いいから見ろ!見れば分かるさ!それだけです。



ジェシカ・ペネ VS ランダ・マルコス
TUF20

UFCで初創立された女子ストロー級の王者を決めるTUF20から、
初のタイトルマッチも素晴らしかったですけど、
あえて3位決定戦的なこの試合を選びます。
正直言って技術レベル的には最先端ではなく、
一時代前的ではあるのですが、だからこその面白さがたっぷりです。
簡単にテイクダウンされても、そこから動いてリバースしたり、
ジェシカ・ペネのハリトーノフポジションやグラウンドの動き、
ランダ・マルコスの気持ちが前に出てる思い切りのいい打撃。
MMAらしいシーソーゲームを堪能できます。
願わくば、大晦日のDEEPたまアリでも、こういう女子カクマッチが
見たかった(浜崎 VS VVmeiはそれを期待したのでしょう)ですね。



ヨアナ・イェンジェチック VS クラウジア・ガデーリャ
UFC FOX10

ジェシカ・ペネ VS ランダ・マルコスを見た翌日、
今度は逆に完成されたバイオレンスな女子カクを見ました。
1Rにヨアナがパンチでダウンを奪い攻勢に出るも、
2Rからはクラウジアがしつこくテイクダウンを狙い、
それをヨアナが耐えてスタンドに戻そうとする。
男子マッチと比較しても、まったく違和感のない技術の攻防です。
それでいて、血まみれ状態になり、アイポークで試合が中断し、
おまけに3R終了のブザーが鳴っているのに気付かず(?)、
クラウジアが試合終了後もパンチで殴るのを止めずに、
不穏な空気が流れるのは、男子でもあまり見ない光景です。
女子の負けん気の強さ、ここに極まれりですね。

前述に紹介したジェシカ・ペネ VS ランダ・マルコスと、
ベストバウト10に選びませんでしたが、UFC女子ストロー級王者決定戦の
カーラ・エスパルザ VS ローズ・ナマユナス、
そしてこのカードの3試合を立て続けに全部見ると、
UFC女子ストロー級の面白さが存分に味わえると思います。



カロリーナ・コバケビッチ VS 魅津希
Invicta FC 09

実は個人的に今現在最も注目してる日本人ファイターは、
魅津希です。男子で堀口恭司が世界に一番近い日本人として、
女子では魅津希が最も世界に近い日本人ではないかと。
若くして完成されているファイトスタイルと静かな闘志を持った佇まいは、
まるでゲガール・ムサシ。ディフェンスでも魅せれる数少ない選手です。
大晦日のDEEPにもぜひ出場して欲しかったですね。

年齢的にもまだまだこれからの成長が見込め、
この試合も相当注目してたのですけど、結果は残念ながら
相手の手数と圧力に押されてスプリットの判定負け。
が、実力やポテンシャルでは全く引けをとってる感はなく、
この先も本気で世界を狙うための経験を積みながら
日本と海外で勝っていけば、UFC参戦は間違いなく、
タイトルマッチに辿り着くのも夢ではないと思います。
その時は「2012年の頃から注目してました!」とドヤ顔で言います(笑)



ドミニク・クルーズ VS 水垣 偉弥
UFC178

この試合は仕事の昼休憩中にiphoneで見たんです。
ドミニク・クルーズにとっての3年ぶり復帰戦だし、
水垣偉弥にとっての大一番だし、勝負論も有って、
どちらが勝つか容易には予想もつかない、おまけに
もしかしたら日本大会のメインイベントになってたかもしれない
カードということもあって、注目度は俄然上がってました。
が、ふたを開けてみると、衝撃のドミニク・クルーズ圧勝劇。
昼食としてパンを食べながら見てたのですが、
世界の広さに思わず目を剥いて固まりましたね。

ここまで地道な勝利を積み重ねて辿り着いた道が、
たったの1分で潰えた現実の恐ろしさ。そしてドミニク・クルーズの
ブランクを感じさせない強さ。(その後不運にもまた怪我で欠場中…)
格闘技の非情な現実と幻想的なロマンが同居した内容でした。
どちらもPRIDE、DREAM、戦極の思い出フィルターを
まったく通ってない選手ながら、この1戦だけで記憶に刻まれる
強烈なインパクトがありました。



ジャカレイ・ソウザ VS ゲガール・ムサシ
UFN50

ちょうど6年前に、日本のさいたまスーパーアリーナのメインで
生観戦したカードが、アメリカのメインで再戦する。
素晴らしいことだと思います。できればまた日本で見たかったけど!
6年経っても、まだ互いに底を見せた感はなくて、
互いに弱点を補って成長している状態かつ、
UFCでトップを争っていける状況で組まれたカードなので、
正直どっちが勝つか、事前の予想はつきませんでした。

が、ムサシはどこか調子が悪いのかな?と思えたぐらいに、
立っても寝てもジャカレイの完勝でした。
(入場時の異常なテンションの低さはいつも通りなんですけど)
ムサシの調子を疑うほど、ジャカレイが強くなっているのでしょう。
グラウンドに持ち込んだ時の強さはともかく、
スタンドでもムサシより動きが良かったのには驚愕しました。
これでジャカレイはタイトルマッチがほとんど目の前に。
ムサシは日本大会で出直しマッチでも組んで欲しいですね。



10試合中、9試合がUFC(インヴィクタもUFC傘下だから実質ぜんぶ)で、
うち女子カクマッチを4試合選んだのは、興味の方向性が
変わってきた表れでしょうか。2015年はどうなることか。
目標を終えたら『生観戦試合から選ぶベストバウト10』もやりたいですね。

ということで、2015年は世界と日本で格闘技が盛り上がる事を!
そして例え世間に届かなくても、勝手に盛り上がって楽しみます。

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