初夏のLaLa劇場が開幕です。
毎度お騒がせしております。月刊LaLa感想でございます。(ちり紙交換か)
今月も日曜日の一時、ティータイムと共にお楽しみ下さい。(N○K将棋トーナメントの挨拶か)
今号はロンリー男も絶賛する鉄板ラブコメ漫画「ラストゲーム」の休載が残念ですが、
変わりなく5本の漫画と3つのツッコミシーンを弄っていきます。
今号のでたらめ妄想力オペラ
読み切り3回目(つまり短期集中連載とも言える)にして完結となりました。
批判ではないのですが、どうしても気になっていたので、今更な余談をします。
なぜにタイトルが「妄想力」なのでしょうか?「妄想」ではダメなのでしょうか?
「でたらめ妄想力オペラ」よりも、「でたらめ妄想オペラ」の方が
語呂が良いと思うのは私だけでしょうか?
もし私が編集者だったら、ビスコ先生にそう告げると思います。
ビスコ先生が「これは妄想力だからこそ意味があるのよ。このトンチキ!」と仰るならば、
それを無理に変えることはないですけど。
で、肝心の本編は、まぁ落ち着く所に落ち着いたかなという感じですね。
身も蓋もない言い方をすれば、ヨクトとヒフミの関係は第1回からそんなに変わってないし、
生きる世界が違うことについて根本的な解決もしてないのですが、
その辺は少女漫画らしく優しいオブラートに包んで、曖昧だけど後味スッキリな完結でした。
ビスコ先生の代表作『ホスト部』はちゃんと読んでなかったのですけど、
妄想…力オペラを読む限り、ストーリーやキャラにアクや嫌味がない作風で、
物語の芯はしっかりしていてブレない印象です。おそらくまた近い内に、
新たな読み切りか、新連載か分かりませんが、ビスコ先生の作品を
読める機会はあると思いますので、またその時まで!
今号のヒノコ
第1話の内容から予想はしてましたが、前回の第2話も今回の3話も、
きれいごとだけでは終わらせない、人間の黒い部分にも突っ込んだ、
ほのかな切なさのあるストーリーが展開されてますね。
とはいえ、少女漫画としての範疇を逸脱してる印象は全然なく、
(ヴァン騎士やおいらんガールの方がよほど逸脱してるかと)
LaLaらしい漫画と感じるのは、暗めなストーリー展開の中に、
コミカルな描写や、飾り過ぎない率直なやり取りがあって、
じめじめとした雰囲気にはならないからだと思います。
今回の話では、マユラが不器用な生き方をした結果、
大袈裟に言えば「迫害」されたり、「利用」されたりもするわけですが、
それをシンが「マユラにも非がある!」とズバリ言うことで、成長に繋げます。
マユラは変わらないですが、シンは第1話の最初とは随分印象が変わって、
悪ぶった盗賊の生意気な子から普通の天心万蘭な少年になってきてますね。
展開としては「字」の力を大仰に使った大河ドラマ的な流れにもできそうですが、
少女漫画(LaLa)的には、今後しばらくはマユラが少しずつ成長する物語を主軸に、
描いてくれた方が、物語に感情移入していけそうだと思います。
今号の菩提樹のアリア
オレオレ三兄弟トリオは今回全員揃って小休止らしく、
代わりの主役はツンデレ生意気ボーズこと水嶋ハルくんです。
前号の感想でも書いて、今話を読んだ方はおそらく納得されたと思いますが、
やっぱり水嶋くんは普通に良い子です。いや、普通よりもだいぶ良い子です。
ツンデレのツンさえもニヤニヤしながらしか読めないぐらい、
根は純白な少年であることが明らかに露呈されました。
だいたい、おじいちゃん子な時点で良い子に決まってるんですよ。
どこかの某キングのように、いがみ合ってる家庭とは育ちが違うのです。
菩提樹のアリアを奏とハルくんのラブコメにした場合は、
あと3話ぐらいで簡単にハッピーエンドを迎えられると思うのですが、
そうは問屋がおろさないと、オレオレトリオが待ち構えているでしょう。
頑張れ奏、負けるな水嶋くん!
見立てでは、榊くんもどうやらモノホンの良い人臭を漂わせているので、
ハルくん、榊くん、あと名前と見た目はチャラいけど、
実は一番人畜無害で一般ピーポー代表の響也の3人は、
信用できる人物だと見ていいでしょう。え?律くん?彼はラスボスです。(断言)
今号の会長はメイド様!
「図書館戦争」か、「キスよりも早く」のどっちを取り上げようか迷った挙句、
その二つは今回あえてツッコミシーンにネタをまわすとして、
ここは間を取って(?)「会長はメイド様!」について書きます。
本当は前号の感想で書こうと思っていたのですが、すっかり忘れていたし。
会長とさっくん(会長の父親ね)の関係と和解までの流れについては、
だいたい想像通りでしたね。個人的にこのテーマは、
メイド店長が三十路にしては若造りすぎることに次いで興味深く、
もっといざこざを根深くして、数話ぐらい話をこじれさせてくれた方が、
読み応えあったと思うので、あっさり片付いたのはちょっと残念です。
いや、何も某ヴァンパイア騎士ほど、恐ろしくこじらせる必要はないですけど。
今話で見逃せなかったのは、AOIちゃんの転機話です。
「声変わり」という、男としては当たり前なんだけど、美少女ネットアイドルとしては、
致命的な問題を迎えた、AOIちゃんの選択はいかに?
女装の男モデルになり三バカが知らずに恋して、、、的なBL展開はオモシロですが、
真面目な話、これを機にまともな学園生活に準じることを決めるのも、
まっとうな成長だと思います。それはそれで泣ける話になりそうだし。
ということで、次回からAOIちゃんを主役にした新章が始ま…らないよなぁ。
今号の純愛ラビリンス
ネタシーンを取り上げる以外では、たぶん初めてまともに扱います。
今回もしつこくBLネタを仕込もうかと考えていたのですが、
取り上げるツッコミシーンが他で事足りてしまったのと、
そのような悪ノリでしか取り上げないことの罪悪感が少しばかりあって、
真面目に漫画の感想を書く方向に舵を切ってみます。
とはいえ、正直言ってこの漫画のストーリーをちゃんと把握してる
わけではないので、したり顔で語れる話があるわけではないです。
兄だと思っていた人が実は養子で、血は繋がってなかった。
だけど両想いだから、コレある意味でハッピーエンドじゃん!みたいな話ですよね?
とりあえずヴァン騎士とはあらゆる意味で逆と覚えています。
今回はハルちゃんと実の父であるアレックスの親子が、
失われた時を取り戻すかのように戯れる話です。
二人のイチャつきっぷりをBLネタに仕上げるのは簡単ですが、
真面目に読んだら、微笑ましくちょっと泣ける親子関係だと思いました。
こんなファンキーな39歳のオッサンは実際にステキですし。
……はい。これで一応の贖罪を果たしたつもりなので、
次回以降はまた下世話な方向に弄る漫画として扱っていきますよ!(ヒドイ)
今号のツッコミシーン
できる男はスマホを使いこなす
竜一やウサイダーはガラケーみたいですが、
さすが出来る執事犀川さんは違います。
だてに黒パンツ履いてるわけじゃないのです!
ところで今の時代は、高校生でケータイを持ってないことは、
どれぐらいマズイ(ありえない)ことなんでしょうか。
高校生なのにお母さん(お父さん)と一緒にお風呂に入ってるぐらいでしょうか?
高校生なのに自転車に乗れないぐらいでしょうか?
そんな私は高校時代(もう10年前になるのか…)ケータイ持ってなかったですけどね。
買ってもらえなかったとかじゃなくて「別にいらねーし」と思って、
自主的に持たなかったんですけど。異端児乙!
うんでも、狼谷はきっとそういうタイプだね!(勝手に仲間扱い)
月刊LaLa統括本部長こと笠原郁様の男気
郁様カッコいいよ郁様~。
水戸のメガネっ子ちゃんのごとく私も郁様の男らしさに骨抜きですよ。
萌えじゃなくて燃えの意味で最高です。いや、一周廻って萌えですらある。
女子高とかにいたらウルトラモテるんじゃないでしょうか。想像だけど。
それにしても「敬意を持って潰す」良い言葉ですね。
「そのクビかけてかかってこい!」と併せて、素晴らしい啖呵ですよ。
関わる価値もないクソッタレ共が、鬱陶しいことを影でウダウダやってたら、
こんな感じで言ってやりたいです。
2度目の告白も、くい気味で断られたぜぇ~。ワイルドだろぉ~?
タイトルを出オチにしておいてアレなんですが、擁護させてください。
前号の感想でも、「あて馬にすらなれなかった」と書いて、
今回も酷いネタにしてしまい、散々な目にあってる憐れ黒沢くんですが、
高校生が女子に告白したところ、こんなあっさりと断られ、
おまけに「先生と結婚する」報告まで受けたら、普通なら一生のトラウマですよ。
これを機に酒やギャンブルに溺れて(どっちも未成年はしちゃダメよ)、
そのうちベンツの車にイタズラをするようになり、
こわ~いヤク○さんに見つかって、エスポワール号に送り込まれ、
限定ジャンケンで負けて、地下労働施設で働く……って、
それは「黒沢」じゃなくて「カイジ」の話ですが(このネタ理解できる人いるのか?)、
そうなってもおかしくない仕打ちを受けても、
気丈に振る舞って自己反省までするアンタは偉い!!
「告白」なんて青春とは無縁に過ごした奴(自分のことですよ。はい)に、
黒沢くんのことをバカにする資格はないのです!
某師匠より、よっぽどもワイルドだぜぇ~。
さて、次号はヴァン騎士が休載なので、
過去の流れ的にはLaLaを購入しない……わけないでしょう!!!
ラストゲームが表紙&巻頭カラーで、キスよりも早くが最終回を迎えるのに、
購入しなかったら罰が当たります。そんなわけで、LaLaの定期購読後初めて、
ヴァン騎士休載で購入します!その感想はヴァン騎士が休載の影響で、
いつもより早い7月7日(七夕)の投稿予定です。
そして、7月9日にはトリコロールLaLaの第一弾「青LaLa」も発売されます。
こちらも購入して、感想を7月21日ぐらいに投稿できればと思ってます。
ということで、ヴァン騎士休載は残念ではありますが、
来月もLaLa記事はビシバシ投稿していきますので、宜しくお願いします。
最後にLaLaとは全然関係ないですが宣伝を。
昨日、夢の国のロンリーツアー日記(前編)を投稿したので、
ちょっと長いですが(しかもそれで前編)、お時間ある方は読んで下さると嬉しいです。
自分で言うちゃなんですが、気持ちとネタをめちゃくちゃに込めて書いた魁作ですよ!
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