皆さん、ロンリーですかぁーー!!!
ロンリーだって、何でもできる!
ロンリーだって、夢の鼠王国に行ける!
ということで、月の騎士こと変態ロンリーナイト(♂25)が、
ロンリーに生きる皆様を勝手に代表しまして、
6月7日、夢の鼠王国(シー)へ討ち入って参りました。
まぁ、いろんな前置きとか詳しい経緯を知りたい方は、
この記事とかこの記事を先にご覧下さい。
さあ、ここから先に書かれていることは全て真実です。
一人の無力で無謀なロンリーは夢の国で何を見て、何を感じたのか。
全身全霊を込めてお送りする、ネガティブコメディセンチメンタルロマン譚。
ここでヴァン騎士からあのセリフを引用しましょう。
エグイものを見たくない奴と本物のリア充は
この場を離れるんだな
ただし少なくとも、2月のアンケートで「一人で行け」に投票した方と、
予告記事に気持ち玉を寄せた方は、責任を取って最後まで読んでくださいね!
ではでは、ロンリーツアー日記のはじまりぃ、はじまりぃ!
まず6月7日は朝も早く、5時過ぎぐらいから起きてました。
これは前日に興奮して全然寝付けなかった…からではなく、
前日の夜は21時ぐらいに寝たせいです。
いくら仕事の影響だからって、21時に寝ちゃう社会人ってどうなの?
みたいな話をすると長くなるので、それはまた別の機会にしましょう。
朝起きてからは、ツイッターをしながら行く準備をしてました。
朝も早くから、応援して送り出して下さった皆さんありがとうございました。
決戦前に元気の出る曲として、ただの趣味な曲を聴いたり、いくつか紹介して
気を紛らわしていたのですが、中でもさまぁ~ずのコントバンド『マイナスターズ』の曲は、
久しぶりに聴いたら面白いかつ、自分の心境と妙にマッチしていて凄い良かったです。
当日ツイッターでも載せましたが、改めて珠玉の3曲を紹介しておきます。
マイナスターズについて語り出すと長くなるので、
それもまた別の機会があれば話すとしまして、
そんなこんなで何とかテンションを高めながら(?)、行くまでの準備は整いました。
本当ならばさらに、「GO TO JAIL」Tシャツを着て、頭をモヒカンにして、
「人生をリセットして帰ってきたい」というコメントを残す、
ホリエモン収監直前の完全オマージュをしたいところでしたが、
いろいろ取り返しがつかなくなる、かつ、ネタがブラック過ぎるので控えました。
家を出たのは9時過ぎで、行きの道中の電車で、
少女漫画らしき物(あの体裁は間違いないはず)を、
ブックカバーも付けずに堂々と読んでるイケメンがいて心を救われたり、
東京駅で歩かされて辿り着く前からわりと本気で疲弊してしまい
「帰りもこの道歩くのかよ…」と途方に暮れたりと、悲喜こもごもでした。
そして夢の国が近づくにつれ次第に高まる緊張感と不安感。
ワクワク?いいえ、ゾクゾクです。例えるなら、目隠しされたまま連行されて、
目を開けたら知らない国で一人ぼっちにされる電波少年的な恐怖。
あるいはヤマタノオロチの生贄に捧げられるため籠に入れられた生娘です。
この時ばかりは、普段は絶対にあって欲しくない「今から仕事に来い」
の電話が来ないかと思ってしまいましたが、そんなものは都合よく来ません。
そして夢の国内に入ってから、もしそんな電話に出てしまい、
電話越しにエレクトリニカルパレードの音楽が聴こえちゃった日には、
後日職場で何を言われるか分かったもんじゃありません。
いや、うん、まさか一人で来てるとは夢にも思わないだろうけどね!!
そんな暗澹な気持ちとは裏腹に電車はスムーズに走り、
11時頃に予定通り、夢の国への最寄り駅である舞浜駅に着いてしまいました。
ここまで来たら後戻りはできません。いざゆかん、夢の国へ!
ここで突然ですが、未経験者お役立ちの夢の国講座ー!
ドンドンパフパフ~♪
夢の国に電車で行く方はJRの最寄り駅である舞浜駅で降りてから、
少し歩いて『ディズニーリゾートライン』に乗りましょう。
ランドとシーそれぞれに入場できる駅があるので、遊ぶ方の駅で降りて下さい。
リゾートラインには、専用のネズミーチケット……ではなくてパスモやスイカでも行けます。
……ってことを駅にいる人が丁寧に説明してるからご安心ください!
(じゃあこの講座いらねーよ!)
偉そうに講釈をたれましたが、最後に行ったのは十数年前で、
親に連れられていっただけなので、私は行くまで全く知りませんでした。
恥ずかしながら勝手な想像で、舞浜駅を降りると、すぐそばにランド入口とシー入口が
二手に分かれてあって、お好きな方に入場するみたいな流れだと思ってました。
普通は前もってそれぐらい調べておくべきなんですけど、
思い込みと、「なんとかなるだろ」のテキトー精神を発揮してしまいまして…。
駅を降りてもそれらしき入口は見当たらず、夢の国らしさがなくて一瞬焦りましたが、
周りを見ればほとんど皆が夢の国へ旅立とうとしている空気がプンプンだったので、
集団にこっそり付いていき、駅構内でお姉さんが説明してるのを聞いてことなきを得ました。
でもこれがデートだった場合はスマート点が100Pマイナスです。
ま、デートじゃなくて、1人だから全然良かったんですけどね!!!
( ゚∀゚) アハハハハノヽノヽノ \ / \ / \
かくして、リゾートラインに乗って、
東京ディズニーシーステーションまでレッツ・ゴーです!
……。
………。
………………。
llllll(- _ -;)llllll
_| ̄| . . . . . .. ... .... ○ コロコロコロコロ
だ、だ、ダメだああああ!こ、この雰囲気に耐えられない!!
振り返ってみると、このリゾートラインに乗って向かってる最中が、
一番精神状態がやばかったです。
想像してみて下さい。周りはファミリーとカップルがごった返しで、
これでもか!と夢の国を強調したメルヘンの結晶体のような装丁になっている電車内に、
男一人が所在なく座って佇む姿を。なんたる異空間、圧倒的な場違い感。
こっちは真剣での斬り合いに挑む前の侍のような心境なのに(それが間違ってるけど)、
周りはあっちもこっちもハッピー、ハッピー、ハッピーハッピー(コアラじゃないよ)ですよ!
帰りの電車は空いてたし、気持ちの余裕があったので、
吊革がネズミー型に作ってあったことに気付き素直に感心したのですが、
行きはそれに気付く余裕すらありませんでした。
というか周りが真っ白に見えました。精神と時の部屋に居るような状態です。
この窓を開けて見える海に飛び込み、海底の藻屑になれば楽になるな~と、
トリップする気持ちを抑えるのに必死でした。
その気分はまさに護送車に乗せられたホリエモンです。
そんな未曾有のネガティブ感情をどうにか耐え凌ぎ、ようやくシー駅に辿り着きました。
ステーションからシーの入り口までに続く場所のベンチに座って、とりあえず一呼吸。
できればここで、ミッキー弁当(そんなものあるかは知りません)でも食べて、
そのまま帰ってしまいたい気持ちでしたが、まだ何も始まってもいません。
入り口でお姉さんにチケットを見せて、「いってらっしゃいませ」と笑顔で言われ、
死地に赴く兵士のような形相でそれに応えながら、いよいよシーへと討ち入りました。
ここまで来たら腹を括るしかありません。
やれんのか?ああ、やってやろうじゃないか!
どけどけどけい、ロンリー様のお通りだい!
一揆じゃ!一揆じゃ!土一揆じゃ!!
その気持ちは一人でフリーザ軍団に挑むバーダックのごとし!
みたいな狂ったテンションでズンズン乗りこんでやるつもりだったのですが…、
うわあ~、普通に良い景色だなぁ。(´ー`)
入場するまでに張り詰めてたり、ネガティブに満たされた気持ちだったのが、
雄大な風景を見て、いきなり毒気を抜かれました。マジで。
私が彼氏と来たメルヘン乙女だったら、イチコロで落とされているでしょう。
ツンデレ少女でも既にここでデレを見せてしまってると思います。
恐るべし、恐るべきかな、夢の国の魔力っ………!
しかし、残念ながら男で、一人で、しかもネタを作るために来てるので、
景色を見てうっとりしてるだけでは、家で妄想してるのと大差ありません。
まずは予告でも再三再四「これだけは絶対にやる!」と宣言していたこと、
そう、チュロスを食べるを達成しましょう。
ここで賢い人間ならば、事前にきっちりとリサーチするか、
パンフレットを見て当たりをつけるか、もしくはクルー(夢の国ではスタッフをそう呼ぶんですって)に
尋ねればいいのですが、ここまで読んだ方はとっくにお気付きの通り、
私は愚かなる人間代表なので、勘だけを頼りに歩いて探すことにしました。
かえすがえすも、これがもしデートだったらスマートPはさらにマイナス100点ですが、
一人だからいいんです。脳内でカビラ兄弟もそう言ってます。
ジェイカビ「ジョン?チュロスを勘で探しちゃっても?」
ジョンカビ「イインデス!!!」
ジェイカビ「くぅ~!!!じゃあジョン、ネズミーに三日月蹴りを浴びせても?」
ジョンカビ「それはダメです(キッパリ)」
ジェイカビ「…むむっ?」
みたいな脳内小芝居をしながら、チュロスを探し求めてパークをだいたい1周グルッと歩きました。
……まるで見つかりませんでした。ジョン全然よくないじゃん!(ジョンのせいじゃないよ)
ポップコーンの店ならば、いくらでも見つかったのですが、チュロスは見当たりません。
ってか広いよ。分かってたけど、このパークすげえ広いよ。
そして平日なのに人いっぱいいるよ。ここだけは不景気とか日本の現状から、
本当に隔離されてるような雰囲気に満たされてます。夢の国ってすごいね……。
あとでツイッターを遡って見たら、だいたい30分ぐらいは歩いて探したみたいですね。
そりゃあ本気で疲れるし、腹もすくわけです。
この際、もうチュロスじゃなくてもいいから、とりあえず何か食べたいと、
心が折れかける寸前で、天啓のようにチュロスを売ってる店名を思い出しました。
そしてあまりに腹が減って、チュロスを食べたい気持ちが優って、
一人でいるとか、恥ずかしいとか全部忘れて、そばにいたクルーに尋ねました。
「すみません、このリフレコスって店はどこに…」
「こちらでしたら、この道を、かくかくしかじか」
「あ、分かりました。ありがとうございます」
すぐに諦めるけど、本当の土俵際まで追い込まれると意外に悪運は強く、
人見知りで非社交的だけど、吹っ切れると恥も外聞も気にしなくなる男の本領発揮です。
我ながら度胸があるのかチキンなのか、よく分からない男です。
ともかく見つけましたよ、チュロス(メープル味)を!
昼時でしたが、店は空いてたので特に並ばず買えました。
これが十数年前の日、スプラッシュマウンテンで傷ついた少年の心を癒した、
伝説のディズニーチュロスです。まさか10年後、アホみたいに腹を空かせながら、
一人で貪り食うことになるとは思いませんでしたが…。
え?味ですか?……残念なことに鮮明には覚えてないんですよね。
それよりも腹が減っていたことの方が記憶に残っていまして。
あの日食べたチュロスに届いたか?と聞かれれば、そこまでではなかったです。
それはチュロス幻想を抱きすぎていたせいであって、普通には美味しかったですよ。
一気に貪り食べたせいで、砂糖が服にバラついて大変なことになったけどね!
チュロスを食べたことで、最低限の目的を果たして、このツアーで初めて満足感に浸れたので、
今度はパンフ(地図)を見ながら余裕を持って歩きまわってみることにしました。
もうホントに、やみくもに歩くのは馬鹿げてますからね!(気付くの遅いよ)
その最中で撮った写真をいくつか載せていきましょう。
ここが夢の国じゃなくて、自宅から徒歩で来れる無料の静かな公園だったら、
毎日来てもいいと思える風景でした。そんな黄昏モードで景色見てましたが、
ありえないけど、もしこんな場所で知り合いに会ったら、
この海に飛び込んで逃げる警戒心も忘れてはいません。
人魚姫のフリでもすればなんとかなるさ!(ならないよ)
なんかのディズニーキャラです。
姿を見る限り、たぶんスーパーマン的なキャラっぽいですね。
「おい貴様!ここにいるロンリーの心を救えずして何がスーパーマンだ!」
「ヘイ、ロンリーガイ。ソレナラオレト『シバキアイ』ヲシヨウジャナイカ?」
「ほう。いいだろう!あの城の鐘が3つ鳴ったらそれがゴングだ!」
「OK!ファイティング!」
そして殴りあいで分かり合った二人は熱い抱擁をかわし、
見守った観客からはスタンディングオベーションの嵐が…。
とかアホな妄想をしながら遠巻きで撮影しました。かなり病んでますね。
ちなみに帰り際には、子供とはしゃいでるチップとデールや、
大人とはしゃいでるキノピオを見つけたのですが、
既にケータイのバッテリー切れでカメラ撮影できずに断念しました。
特にキノピオのはしゃぎっぷりはぜひ撮影したかったのですが…。
なんかのアトラクションになってる城です。
絶叫マシンなのか、城の中から(楽しそうな)悲鳴が聞こえてきました。
30分待ちぐらいで乗れたみたいですが、当然乗る気は皆無でした。
でももしも、一人でいる私に美女が「私も一人なんで一緒に乗りませんか?」
と声をかけてきたら、絶叫マシンの恐怖を忘れて乗ったかもしれませんけどね!
えー、さっきからありもしないアブナイ妄想を次々にしちゃってることからも、
いかに精神的に病んでいたかが分かると思います。
これもなんかの(なんかのばっかりだな)絶叫系アトラクションの模様。
近くのカップルが、
女子「無理無理~。わたし絶対乗れな~い」
男子「大丈夫だって、のろーぜぇ」
みたいなやり取りをしてました。
自慢じゃないですが、私もそれと似たようなやり取りならしたことありますよ。
ただし、親子かつ乗れないと渋りまくってるのが私(男の子)だし、
もっともっと殺伐としてましたけどね!(本当に自慢じゃない)
続けて夢の国らしい幻想を感じたオブジェ(扉)の写真を2枚。
取り立ててなんてことはない、ただの扉なんですが、
人気のない場所にこれだけ大きな扉が粛然としてあると、
扉の向こうには見たこともない魔物とか、聖なるドラゴンがいるんじゃないか?
みたいな厨二的な妄想に取りつかれました。メルヘンだろぉ~?
こっちの扉は魔法の国、はたまたパンドラにでも繋がってそうな禁忌的な重厚感があります。
ひっそりとした通路の横道で閉ざされる感じがファンタジーですね。
こんな誰も通らない、目を向けなさそうなわき道のオブジェにすら、
細かいディティールが凝らしてある趣向は素晴らしいです。
普段は細かいところに目がいかないズボラキングが言うのだから間違いありません。
この二つの扉は見つけて思わず普通に感嘆してしまったのですが、
もしかして、突然扉オタクにでも開眼したのでしょうか?
これを機に全国の扉博物館めぐりでもしようかな?
そんな博物館があるのかどうかすら全く知りませんけど。
こうやって写真を撮りながらグルグル歩いていたら、
頭の方も若干グルグルしてくるぐらい疲れてきたし、
暑さもあってシャレにならないぐらい汗をかいてきたので、アイスを食べることにしました。
塩バニラアイスがあるとか、いろいろ情報もいただいたのですが、
近くにあったので買ったのがコレ。
疲れと暑さを癒してくれたのもあって、めちゃくちゃ美味かったですね。
アイスを食べた後も、まだ少しお腹は減っていたので、
事前情報でオススメしていただいた「うきわまん」も買ってみました。
色はわりとデンジャラスな感じですが、中身は普通に美味かったです。
腹ごしらえをして、次なる目的地はもう1つのチュロスを探そうとか…
と考えていた時、、ケータイのバッテリー残量が一つ減ってることに気付きました。
朝充電してきたばかりなのに、たかが数時間で!?と驚きましたが、
ついっぷる(ツイッターのつぶやきアプリ)に始終接続していたわけで、
当然といえば当然です。もちろんこれについても無計画だったので、
予備のバッテリーもなければ、充電する方法もありません。
ケータイのカメラで写真を撮ったり、ツイッターでつぶやくことで、
どうにか気を紛らわしていたのに、それができなくなったら、
後は自分の目に焼き付け、心に残す以外は何もできません。それこそ真の孤独です。
とても間が持ちそうにもないので、早々に退散することになるでしょう。
まずい!と思って、ここからは少しカメラの使用やつぶやきを抑え目にしました。
で、ケータイ弄りを控えて、ただただ周りの風景を見たり人間観察をしながら、
歩いたり、座って休んだりを繰り返したのですが……。
_( _´ω`)_なんか気持ちいいなぁ~。
空腹を満たし、少し休んだことで疲れのピークを過ぎ、
ロンリーツアーをしてることの気恥ずかしさも薄れ始め、
妙に楽しい…とまではいきませんが、こうしているのも悪くないなと思えてきました。
自腹で入場してるならともかく、チケットはタダ扱いだったのもあって、
「お金の分だけ楽しまなくちゃ!」みたいな気負いがなかったのは幸いでした。
そして歩きまわって気付いたのは、ただ歩き回ってることがわりに心地よいのです。
一人でも気軽に腰かけて座れるベンチが各地に多数あり、
場所によっては人が全然いなかったりもするので、休憩は楽に取れます。
これが大型連休中だったりすると、また状況は変わりそうですが。
疲れたとか暑いとか繰り返し書いてますが、当日は爽やかな風(時に強風)があって、
涼んで休むこともできたので、そこまで深刻に体調を心配することはなかったです。
あと、他に一人で来てるっぽい人は意外といますね。
動機は分かりませんが、一様にわりと楽しそうだった気がします。
もしかしたら、周りから見た私の様子もわりと楽しそうだったかもしれません。
少なくとも団体行動で制限されて自由には何もできないツアーに参加するよりは、
悠々自適に好き勝手な行動ができる分だけ、気楽なのは確かでした。
それでは前編の最後は、行き交う人々の中から目撃した人間観察記5本立てを。
人間観察記①:ハーレム状態の超絶イケメン外人
ビッチリとしたスーツを着た身長190cmぐらいある超絶イケメン外人が、
両手に花、いや、両手でも収まらない4~5人の美女を連れて、
優雅極まりない様子で遊んでる姿には目を疑いました。
いくらここが夢の国とはいえ、ここまで現実離れした光景を、
ニッポンの土地で間近に見れるとは思いませんでしたよ。
しかし、ここまでの圧倒的な格差を見せられると嫉妬すらなく、
美しいファンタジー的な光景にすら見えてしまう不思議。
本当はこの光景を写真に収めたかったのですが、それを取り立てられて、
黒服のおじさんに両肩を掴まれ「すみませんっ・・・!すみませんっ・・・!」と、
喚きながら退場するのは、あまりに無惨なので自重しました。
人間観察記②:ネズミーの耳をつけた高校生カップル
学校では柔道部か何かにでも所属していそうな、
わりと強面系の丸刈り男子が、おそらく女子にせかされたのか、
やや気恥ずかしげにネズミーの耳をつけて歩いてる姿は面白かったです。
そんな光景を面白がってるけど、あっちは高校生カップルとしてまっとうな青春してるわけで、
いい歳して一人でロンリーツアーをやってるこっちの方が笑いの対象、
いや、笑うことすら憚られる存在かも…、と考えたら涙を流しそうになりました。
超絶イケメン外人集団は、あまりに手の届かない異次元の産物だけど、
この手の高校生カップルはどこにでもありふれているからこそ、現実を突きつけられるのです。
冷静になると、この歳になって今更高校生カップル見て、
現実を突きつけられてる場合でもないのですけどね。
どっちかといえばファミリーを見て現実突きつけられるぐらいじゃないといけない気がして、
さらに涙を流しそうになりました。嗚呼、ロンリー道はシグルイなり…。
人間観察記③:楽しそうな修学旅行生達
高校生カップル以上に、心を抉り取られたのが彼らです。
学校での旅行に関して、ろくすっぽ良い思い出がないので、
楽しそうな修学旅行生達を見ると、恥ずかしくも羨ましくなりました。
カップルでとか子供と一緒にはしゃぐのは、億分の一ぐらいの確率で、
もしかしたら私もいつか味わえる可能性はあるかもしれませんが、
修学旅行気分な青春は二度と味わえない、つまり失われた青春です。
まあ、現実的に自分が中・高生の時に夢の国に来たとしても、
冷めた目線からひねくれた発言をしていたか、
絶叫マシンに乗ることを渋って、男子との友情は壊れ、
女子には軽蔑の目を向けられ、凄惨なことになっていたかもしれないので、
たとえ過去に戻ったとしても、あんな風に楽しく過ごせた気はしないのですが。
でも夢見たっていいじゃない。だってここは夢の国な・ん・だ・か・ら♪|゜з゜)、ペッ
余談ですが、男女5人ぐらいで行動しているグループは、男子主導か女子主導かで、
なんとなくだけどグループのカラーが分かる気がします。
人間観察記④:一人で来てるらしき美女
どういうわけか、1人で来てるらしい美女を結構見かけました。
ですが、このような場でナンパをするのはマナー違反ではないかと思います。
だって、彼女達はナンパされるために、夢の国に来てるわけではないでしょう。
そんなことをされたいならば、普通に渋谷にでも行けばいい(渋谷への偏見)わけで、
夢の国に一人で来るのは、この場を一人で本気で楽しみたいからに違いありません。
と、あたかも「してもいいならナンパしてましたよ」みたいな書き方をしましたが、
現実的にそんなことするわけ、いやできるわけがないですけどね!
そんなことが平然とできるなら、そもそもロンリーツアーをする状況に陥らないのです。
そして、チュロスにかけた超サイテーなナンパ文句を考えついたのですが、
あまりにサイテーなので控えます。ええ、だいたいご想像の通りですよ!
人間観察記⑤:アトラクションが休止であることを告げているクルー
ただひたすら「こちらのアトラクションは現在休止中であり、
復旧のめどは立っておりません…」と告げながら頭を下げ続けるなんて、
仕事なんだろうけど、夢の国で働いてるのにこんな役回りなんて、
自分がバイトの立場だったら絶望してます。なんだったらサボってます。
なのに皆さん一様に、一生懸命に職務を真っ当されておりました。
大富豪だったら特別にチップを弾ませてあげたいです。
まあ、現実には大富豪でないどころか、一人で来てるロンリー野郎で、
そんな同情をされるのは逆に失礼かもしれませんが、
心の中で「お疲れ様です!」と敬礼しながら通り過ぎました。
夢の国はこういった方々の誠意で成り立っていることを忘れてはならないのです!
以上、ロンリーツアー日記の前編でした。
ここまでお楽しみいただけましたでしょうか?
面白かったとか、泣けたとか、引いたとか、何でも良いので感想いただければ
大変嬉しいです。「○○はどうだった?」みたいな質問でもいいです。
要望があれば後編の内容に、できるかぎり反映したいと思います。
では、次週の後編を煽って〆ます。
~
オレはロンリー社会人探偵、月の騎士。
一緒に行く相手もいないので、一人で夢の国に遊びに行ったある日、
黒ずくめの男の怪しい取引現場を目撃することになった。
取引を見るのと、くだらない妄想で夢中になっていたオレは、
背後から近づいてくる、もう一人の男に気付かなかった。
オレはその男に怪しい薬を飲まされ、目が覚めたら………
特に何も起こらず、いつも通りブログを書いていた!
「一人で来たって心は同じ!恋人なしの名ネガティブ!
ロンリーはいつもひとり!!」
お腹いっぱいかもしれませんが、来週23日投稿予定の後編に続きます。
この記事へのコメント
満月
ツアーお疲れさまでした。
ディズニーランドとかもそうですけど、入り口までの道のりって本当に何もないですよね。駐車場でしたっけ。飛行機の滑走路みたいにまっさらです。
ちなみにリゾートラインって駅のすぐ傍にあるのですか?
顔文字、頭転がってますね…。
携帯撮影でしたか。カメラは持っていくべきでしたね。
妄想がいろいろあって驚きました。そんな具体的な妄想とか私はあまりないですね。
結婚…しなければなりませんかね?しなくていいじゃんと思います。
私は個人的には月の騎士さんがあの場でどのくらい喋っていたのか気になります。係員さんに話したのでもいいですし、一人言でもいいです。
感想はいろいろありますが、今書けるのはこれくらいです。
お邪魔しました。
ぐうたら
メルヘンだろぉ~?
じゃないですよw
コーヒー噴きそうになったじゃないですかww
しかも、扉。
いや、でも細かいディティールにまで一切の妥協がないのは、本当に素晴らしいですよね。
さすがは夢の国です。
そういえば、お土産屋さんは見て回らなかったですか?
私はランドしか行ったことがないですが、アトラクションや園内の雰囲気に負けず劣らず、お土産屋さんではマジックにかかって大盤振る舞いした印象がやたらあります。
あと、予告!
最近素敵なグッズの予約が開始されたのを思い出しました^^
http://www.mediafactory.co.jp/conan/goods/#sheet
私が独身なら迷いなく購入してましたw
でも、子供の教育にはあまり良くなさそうだから…
我慢してます…!
月の騎士
ありがとうございます。
入口までは本当に何もなかったですが、
逆に居心地は良さそうでしたね。
散歩とか日向ぼっことかピクニックをするには
そっちの方が丁度良いのでは…と思ったりもしました。
リゾートラインは駅のすぐ傍です。
(駅降りて吹き抜けみたいな場所を通ればすぐ見えます)
普通は迷うことないと思いますが、
方向音痴気質なので、一瞬焦りました。
結婚は無理に絶対しなくていいと思いますよ。
この時代、いろんな意味でハードルは高いでしょう。
まあ、私のような立場で「しなくてもいい」
と語るのは説得力はないのですけど…。
でも満月さんが数年後どう思うかは分かりませんが、
今はそう感じるのなら、その道をゆくのも
悪くないと思います。…って真面目な話に(笑)
どれくらい喋ったか…。
前編で書いた分では、「チュロスの場所」ぐらいしか
まともに喋って無いですね。つまりほとんど
脳内妄想でしか会話してない状態です。
そんな感じで、ほぼ喋って無いに等しいですが、
後編では、その辺に触っていってみます。
ではでは、改めてありがとうございました。
月の騎士
微妙にワイルドだろぉ~。の
ネタ(というか言い方)にハマってます。
ディティールとか細かいサービスは
本当に良いですよね。一人で行っても園の作りや、
扱いからは排他的な印象を全然受けないのは、
素直に素晴らしいと思います。
お土産屋もいくつかは見てまわりましたよ。
ただ、誰かのお土産を考えずに、
自分の分だけなので、それほど買いませんでした。
ロンリーならではの悲しい定めです…。
ということで、お土産については後編で触れますので、
ご期待下さい。
新一とキッドのベッドシーツですか!
遂にコナンの世界までそんな方向に需要が発生しているとは…。
いつぞやのヴァン騎士おやすみシートならば、
狙ってる購買層はまぁ分かりますが、
これは一体どういった層に向けて…。
そしてキッドを作るならば、
平次Verも作ってあげようよ!と思いました。
需要ないでしょうか?でも意外と男に…(危ない)
耳より情報ありがとうございました。
とりあえず灰原Verの発売を密かに期待しますw
さくら
そして、アンケートやコメントで煽ってすみませんでしたm(_ _)m
私も絶叫マシーン苦手で小中高の修学旅行で遊園地に行った時は搭乗拒否を貫き通しました(笑)
同じ絶叫でもお化け屋敷は平気なんですが、女子はそちらの方がよほど怖いみたいですね。
そんなわけで遊園地での楽しみはお土産屋巡りでした。
ディズニーランドはお土産屋さん多そうですね。
特にダッフィー関連の商品に興味があります。
では、後編のレポート楽しみにしてます!
深雨
メルヘンだろぅ~?の扉の奥、ランドの方にある同じような扉に小学生の頃、入ったことがあるのですが
中は普通に従業員専用の裏方ルームになってました`ω´
詳しくは覚えてないんですが…(T_T)
来るときも従業員専用入り口から入ると普通の工場みたいな建物があったりしました!(b^ー°)←
夢の国に夢を見なくなったのはこの頃からです(´`)
シーの食べ物と言えばギョウザドッグだったのですが
今はないんですかね…(;_;)
月の騎士
いえいえ、皆さんが煽ってくれたおかげで、
ある意味貴重な体験と、申し分ないブログネタを
いただいたので、今は感謝しております。
行く直前は若干恨めしく思ってましたが(笑)
私もジェットコースターとお化け屋敷ならば
後者の方が大丈夫です。霊的な恐怖は耐えられても、
驚かす恐怖は耐えられないかもしれませんが…。
女子が拒否することは「カワイイ」で済むけど、
男子が拒否すると「度胸なし」になるのは、
逆男女差別じゃないか!?と、昔は思ってましたが、
今となってはそういう論調も仕方なく感じてます。
お土産ショップも多数ありましたので、
きっとダッフィーグッズもあったはずです。
後編のレポも、たぶんこんな感じですが、
煽った責任の一端を感じて読んでもらえれば
嬉しいです(笑)
月の騎士
いつも読んでいただき&コメントありがとうございます。
え!あのメルヘンな扉の奥に入ったことがあると!
そして実際には全然メルヘンではないのですね(笑)
なぜ入れたのか経緯が気になりますが、
(VIP扱い?)現実は置いといても、
妄想を駆り立てる意味での役割は果たしてくれたので、
良しとしましょう。しかし、大人は割り切れても、
小学生にそんな夢を壊す裏を見せてしまうとは、
夢の国にはあるまじき失態だとも思いますが…。
ギョウザドックはありましたよ!
ただ、私が食べたのはうきわまんの方でした。
世間的にはやはりギョウザドッグの方が
有名なんですかね~。
ダン・トーマス
意外とブルーで帰ってこなかったことに安心しました。
うきわまん食べられたんですね!海老嫌いには微妙ですけどね。
リゾートラインのことすっかり忘れてました。
説明すべき事項でした。うっかり~。
因みに絶叫のは城ではなくホテルという設定です。
もしかしたらまだ特設ページが残っているかも。
色々設定があるみたいなので、面白いかもですよ!
アイスはマンゴーにしたんですね。
写真のキャラはミスターインクレディブルです。
日本語版では三浦友和さんが吹き替えしてました。
扉ですが、都市伝説とかだとそこで人攫いが…とか(笑)
どっかのトイレで人身売買が…とか(笑)
調べてみると面白いかもです。
うそ予告…コナンじゃないですか~!(笑)
何件か前のコメントにあったシーツ?今の世の中っぽいですよね~
母と楽しませていただきました☆後編も楽しみにしています♪
月の騎士
事前にアドバイスや情報いただいたのに、
結局当日は行き当たりばったりになってしまって
すみませんでした。でも、あまりそつなく
こなしてしまうと、ブログのネタになる話も減って
暇を持て余す結果になったかもしれないので、
これはこれで良かったかな?
…と、自分勝手に肯定化してます(笑)
意外とブルーでなかったことは自分でも驚きました。
補足の情報提供もありがとうございます。
絶叫の城だと思ってたのは、城ではなく
ホテルだったんですね~。
そしてあのキャラはミスターインクレディブル…
って、すいません名前聞いても存じ上げませんで。
食べ物は全体的に問題なく美味しかったです。
中でも気候と状況的にアイスは絶品でした。
普通にスーパーでも売って欲しいくらいですが、
あの場で食べれるからこそのプレミア感もあるでしょうか。
うそ予告はそう、コナンです。
遊園地といえばコナンを想い浮かべてしまうので、
このネタは前もって書くことを考えてました。
ではでは、後編も補足やツッコミへのツッコミも
ありましたら、どしどしお願いします!