ヴァンパイア騎士 LaLa編【第六十二夜:記憶の向こう】

LaLa最新8月号より、ヴァン騎士第六十二夜の感想です。


今月もやってきました、ヴァンパイア騎士感想のお時間です。
いつものごとく表紙の掲載から始めますが、第六十二夜が掲載されたLaLa8月号は、
久しぶりのヴァンパイア騎士で、しかもあのツーショットが実現しました。とくとご覧下さい!


画像



ちかい、ちかい、ちかいッ!あぶない、あぶない、あぶないよッ!


これを見て健全なファンの方は、「枢様ステキ!」とか「零カッコイイ!」とか思うのでしょうが、
健全でない私は「そのまま額をくっ付けてお互い睨み合って!」と思いました。
まあ、視線を合わせないというか、隣に居るのにお互いの存在を無視し合って佇んでる感じは、
逆に二人らしいかもしれません。顔は二人ともそんなに厳しくないけど、
いつ殴り合いが始まってもおかしくないピリピリした空気というか、
見えない部分で、足を踏んだり、脛を蹴ったりしていても、何らおかしくない状況に見えます。

この写真の撮影が終わって、カメラマンが「OKでーす」と言った瞬間に、
二人とも即座にその場を離れるも、枢「ねえ君、僕に被さるように立ってたけど何のつもり?」
零「あんたこそ、暑苦しいアピールがうざいけどな」とかぼそぼそ言い合うかもしれません。
あと、どうでもいいんですけど、なぜか二人とも微妙に濡れてるのはなんでしょう。
水も滴る悪い魔王と、水も滴るツンの騎士…という設定か?




そんな妄想の花咲く表紙イラストを堪能しまして、それでは本編に入りましょう。
今回は前回の話を引継ぎ、遂に魔王の知られざる出生の秘密が語られました。
詳しくは本誌を読んで頂きたい所ですが、勝手な解釈込みで簡単に説明してみます。


ゲスさんの策謀によって復活した始祖である魔王さん。
だけどいきなり完全復活とはいかず、このままじゃ身体がヤバそうです。
そこで、生贄に捧げられた赤ちゃん(本物の枢)に自分がなってしまおう!と思いつき、
ボロボロだった身体を赤ちゃんに戻し、玖蘭枢として生きていく道を選びます。

そうすれば昔の嫌な記憶も忘れられるし、
もしかしたら、いつかカワイイ妹も出来るかも?という欲望もあったのです。
(後者は本当に実現しやがったぞ、くそったれめ!)
そんなこんなで、赤ん坊に戻って、あとは全部ハルカパパ、ジュリママに丸投げしましたとさ。
めでた・・・・・・くない。めでたくないっ!!



うん、なんか色々と間違ってる(心の声入ってるし)気がしないでもないけど、
大体こんな感じだと思います。ただし、もう1度書きますが、正確に知りたい方は、
本誌を読むか、他の感想サイトさんを参考にされることをご推奨します。



ということで、玖蘭枢の真実自体は、おおよそ予想の範疇だったので、
そこまでの衝撃はなかったのですが、それよりも個人的に衝撃だったのは、
ゲスさんは赤ちゃん(本物の枢)を、無理矢理に強奪してきたのでもなんでもなく、
ハルジュリ夫妻の家に遊びに来ていて普通に抱かせてもらい、
おしっこかけられたから着替る隙に…という暢気すぎる方法で連れ出した
ということですね。

いやいやいや、二人とももう少し警戒心を持ちましょうよ!
(ハルカは多少警戒してたみたいだけど、ジュリなんて自分から話を持ちかけてるし)
この時この瞬間まで、ゲスさんが良いオジサンだったわけでもないだろうし、
ゲスさんに赤ん坊を抱かせるなんて、亀仙人の前にピチピチギャルを連れてくるみたいなものです!
これが美味しんぼなら、中松警部が犯人を捕えて、山岡さんが美味しいカツ丼を作って、
犯人が改心して解決するけど、ヴァン騎士だからガチの悲劇にしかならない
わけです。
…はい、得意のドラゴンボールと美味しんぼ例えが出た所で、話を先に進めます。



枢の真実を知った優姫ですが、割と冷静に受け止めているみたいです。
個人的には、真相を知った優姫が「えっー!?じゃあ、あの憧れの先輩であり、
私のお兄様の正体は、戦う干物ミイラくんだったのぉ~?ショックゥー。
今までの行為もキモかったんですけどー。変態ミイラさんは近寄らないでくれますぅー?」みたいに、
まさかの豹変で、ヴァン騎士の真・魔王(魔女)として君臨する展開も見たかったのですが。
それで、魔王が「鬱だ死のう」とか言い出して、エヴァのシンジくん状態になったら、
魔王への応援メッセージを送ろうと思っていたので、ちょっと残念です。(ホントかよ)

「いい加減、全部ぶちまけろ!」と優姫に問い詰められる魔王ですが、
「詳しくは血に訊いておくれ」と言って、はぐらかして自分の口からは語りません。
ぶっちゃけ血を吸われたいからそう言っただけだと思いますが。


魔王の(始祖の頃の)過去については、断片的な記憶を辿っていく流れなので、
何となくは把握できますけど、ことの細部まではちょっとよく分からない描写になってますね。
ただひとつ、魔王のことを「化け物!」と呼んで民衆達には、一言物申させて頂きます。

玖蘭枢は「化け物」ではない!「魔王」だ!

似たようなもんじゃん!と思われるかもしれませんが、全然違います。(私の中では)
化け物は誰かによって生み出され、誰かに支配される側の存在ですが、
魔王は、玉座に座って全てを操る支配する側の存在なのです。
(まあ、復活した直後のミイラ化した姿は、確かに化け物っぽかったですけど)

ちなみに、「異常者」という件については、間違ってないので、訂正する必要はないですね。
(ただし、血を奪ったり与える行為はヴァンパイアとして必要に迫られる行為なので、
そのことを責める気にはなりませんが。でも本質的に異常なのは間違いない)


今話を読んで気になるのは、やはり枢様ファンの方々の反応ですね。
本編の優姫のように不変の愛を貫くのか、この記事内の妄想優姫のようにガッカリなのか。
あるいは、その悲しき過去に絆されて、新たなファンを獲得してしまうのか。
どうやら次回も引き続き魔王の過去が語られそうな雰囲気ですが、
ここから話がどう転がっていくのか、できれば更に逆転の衝撃を期待したいですね。

尚、言うまでもないですが、玖蘭枢の正体が何であれ、過去がどうであれ、
当ブログでは今後も「変態魔王」として扱っていきます
ので、予めご了承下さい。



第六十二夜の感想は以上になります。
ここで、「あれ?今回のベストショットはないの?」と思われた方、ご安心下さい。
それでは満を持して、「本編ではない」今回のベストショットをご紹介しましょう。


【今回のベストショット:あのオシオキの真相が読めるのはヴァン騎士12巻だけ!】


画像




         ナ ゝ   ナ ゝ /    十_"    ー;=‐         |! |!   
          cト    cト /^、_ノ  | 、.__ つ  (.__    ̄ ̄ ̄ ̄   ・ ・ 

                    ∩00  ∩              
                 ⊂ニニ ⊃ ⊂ ニ )-- 、       
                   ,. ---ゝ )   | レ'/⌒ヽヽ          
                    ( (´ ̄ ̄   / /     ノ.ノ ○ O
                 ヾニニ⊃ ,`'∪ ⊂ニ-‐' ` z.  
       _   _         /  yWV∨∨VVv` 
       >  `´  <        |  i' -== u ==ゝ.  
     /     M   ミ       |r 、| , =   =、 !
     l  ,ィ卅ノ uゞト、.ゝ      |!.6||v ー-゚ l   l゚-‐' | 
      |  |「((_・)ニ(・_))!      |ヽ」!  u' L___」 v |   ,'       // イノ  \ ヽ 
     |(6|! v L_.」 u リ      | /l.メ ,.-─--‐-、 |   /      /`/ィ'__> u /∠
   /| ,イ )⊂ニ⊃( !\     | / l  ー-─‐-‐' ! /     /⌒y' ==== _  ,'== レ
   ''7  |/  `ー-、ニ,.-イ  ト.、  /l/   ヽ.   =   /ト7    l.{ヾ!,'  `≠°' ゙゙ 〈≠゚.
  /  |         |. ⊥ -‐'1_|\   ` ー--‐ ' ノ /      ヽ,リ   u u  r __ ヽ. ,'/
    ∩00  ∩   ,イ´     l__l  \     /_,. '-‐''7!     ト、   v  ___ーY1 
 ⊂ニニ ⊃ ⊂ ニ )-- 、     ヽ、,ゝ、 _,,.ゝ-‐'''"´     /.!     !. \.   └-----' / |
  ,. ---ゝ )   | レ'/⌒ヽヽ     ヽ/ヽ          /, ! i    |   \.    ー /  |. 
. ( (´ ̄ ̄   / /     ノ.ノ ○ ○ /   l         / 1|! l  |     \    ,イ   !
  ヾニニ⊃ `'∪ ⊂ニ-‐'      /    |         /   !| ∥ |\    \, ' | ∥|



伝説の戦い、ひよこ豆vs藍堂の顛末が見れるだってェー!!??


あの顛末のオマケ漫画を描こうと思った、樋野まつり先生のセンスはさすがだと思います。
読者のニーズを分かってらっしゃるというか、美味しい所を分かってらっしゃるというか。
予告のこの1コマだけで既に想像して笑えるのですが、一体どういう戦いが繰り広げられ、
どんな結末が待っているのか、今から楽しみで仕方ありません。
7月は青木vs川尻、レスナーvsカーウィン、そしてひよこ豆vs藍堂の3大スーパーマッチが実現ですね!

これで12巻の帯の文が「藍堂は貯蔵庫でひよこ豆の数を正確に数えるように」だったら、
生まれて初めて、読書用、保管用、布教用に3冊買うかもしれません。
10巻、11巻とは全く違うベクトルで、どうかと思う危険な帯になりますが、
それでも樋野先生なら…、樋野先生とLaLaならやってくれる気がする!(無茶振り)



ということで、7月5日の12巻発売を楽しみに待ちましょう。
12巻の感想は、17日と25日に前後編として投稿する予定です。
LaLa本誌を読んで書いた感想とリンクさせつつ、改めて感想やツッコミを入れようかなと。
第六十三夜の感想は、8月7日の投稿予定です。

この記事へのコメント

  • ダン・トーマス

    ひよこ豆!!!早くみたい。顛末まで!?
    でも、帯はそれじゃ嫌だなぁ(笑)

    あの表紙は、そもそも濡れた感じ、らしいですよ!樋野先生のブログにそうありました。久々の二人だったようです。
    撮影終了後(笑)の会話、目に見えるようですよ!!
    突然かもですが、ファンブックの表紙のイラスト…1頁目に全容がありますが、表紙では見えない下のほうに銃がありますよね。あんな感じでこの表紙もフレームアウト部分に何があるかは…わかりませんねぇ(笑)

    とりあえず、12巻と画集を手に入れたら、ツイッターのほうでつぶやきます。まだまだ、使い方がつかめていないので、自分用一言日記になっていますが、宜しくお願いします。
    2010年07月03日 11:04
  • 月の騎士

    ダン・トーマスさん毎度コメントありがとうございます。
    帯がそれになることは99%ありえないと思いますので、
    ご安心下さい(笑)(本当にそうなったら、
    宣言通り3冊買わないといけませんが…)

    樋野先生のブログ記事読んでみましたが、
    なるほど濡れてるのは担当さんの指示でしたかー。
    「夏なので濡れてる感じ」という凡人にはちょっと結び付かない
    設定を普通に掲げてくる所がさすがですね。
    ファンブックの表紙のイラストと1ページ目の全容は最高でした。
    ああいう感じで、いつかこの表紙の答え合わせも…。
    まあ、好き勝手に想像するのも楽しいのですけど。

    ツイッターは特に使い方が決まってるものではないので、
    好きに使って問題ないと思います。私も誰に向けてるでもない
    分かり難いつぶやきもよくしてますし(笑)

    画集も買われるのですね!
    ツイッターでの感想楽しみにしています。
    私の方も発売日からは少し遅れると思いますが、
    12巻の感想記事投稿前にツイッターの方でも何らかのつぶやきを
    できればと思ってます。
    2010年07月03日 14:32
  • さくら

    次回は7月3日投稿ということだったので早速見に来ました^^
    今回も騎士さんは絶(舌?)好調のようですね(笑)
    枢と零が表紙だと何だか・・・B○漫画みたいですよね(爆)
    今回の話で私が一番ツッコミを入れたいのは優姫の反応ですかね。
    アッサリ受けれすぎだろ!と。もう少し葛藤があるのかと思ってました。
    これがお前の枢に対する愛情との違いのなのだ!とかいう問題ではなく。
    もう「お兄様」ではなく「ご先祖様(健在だけど)」では?と毒を吐きつつ、
    今回の話で枢ファンとしての心は良い方向にも悪い方向にも動いてません。
    これからも魔王っぷりを沢山発揮して欲しいと思います(笑)
    もう12巻発売なんですね。オマケ漫画がついてるなら早目に買おうかな。
    2010年07月03日 20:31
  • ヨッシー

    ふふっ。こんな事くらいで、枢様ファンが止められる訳
    ないじゃないですかw。想定内ですよw。

    あの美貌、性格、行動、変態なトコw(←慣れ?w)
    ・・・何をとっても、彼に敵う人はそうそういませんから
    ね、すべて承知で、全然へーきです

    最近吸血モノ(薄桜鬼という乙女ゲー。元々新撰組は好き
    だったので。これはすごいんですよっ!!どっぷりハマっ
    ちゃいました)で遊んでて。私の脳も、すっかり変態化?
    ・・・ヤラレてるっぽいですw。
    2010年07月03日 20:57
  • 月の騎士

    さくらさんコメントありがとうございます。
    早速ご来訪ありがとうございます。

    B○漫画…。この二人がそういう関係になるとは、
    想像もつきませんが、探せばそういう同人誌も
    普通に売ってたりするんでしょうか。
    い、いや、別に興味あるわけじゃないですけど(笑)

    優姫の反応は最初から知ってたかのような感じですよね。
    さっきまで血を吸われて衰弱してたのに、
    魔王の血を吸って急に元気になってるし!
    ご先祖様は良いですね。それ言われたら魔王も傷つくはず(笑)

    なるほど、良くも悪くも動かず、これが等身大の枢という
    ことで、冷静に受け止めてらっしゃると。
    魔王っぷりを沢山発揮して欲しいのは同感です。
    そうじゃないと話が(ネタも)盛り上がりませんので。

    12巻はオマケ漫画も必見ですので是非お早めに!
    って言ってる私が5日購入はちょっと無理そうなんですけど(おぃ
    2010年07月03日 21:51
  • 月の騎士

    ヨッシーさんコメントありがとうございます。
    さすが!枢様ファン上級者、魔王症候群L5のヨッシーさんです。
    見事な不動心っぷりに感服しましたw
    ってことは、優姫の反応はやっぱりあれで正しいのか…。
    その後の「ぶちまちゃって下さい」も、
    想定内だった気持ちの現れなんですかね。
    恋する乙女は強いですのぉ(おじいちゃんかよ)

    吸血鬼モノの新撰組モノですか!?
    凡人の頭ではちょっとどんなものか想像つきませんが、
    とりあえず脳がヤラれてしまうものということでw
    大丈夫、当ブログは変態さんも、脳がヤラれてる方も、
    誰でもウェルカムですので。(もちろん普通の方も…)
    2010年07月03日 21:57
  • びぃ

    月の騎士さん、こんにちは。
    今回も素敵な記事ありがとうございます。
    枢様ファンの反応ですが…
    枢様のことなら、どんなことでもまるごと受け止めて、最後に「好きです!」と言います!←どや顔
    …はい。こんな感じです。揺るぎませんよ♪
    2010年07月04日 11:42
  • 月の騎士

    びぃさんコメントありがとうございます。
    いえいえ、今回も容赦なく好き勝手に書かせてもらいまして、
    こちらこそ、皆さんの温かいコメント感謝致します。

    どや顔の見事な宣言、しかと受け止めました(笑)
    今の所、「幻滅した」「もうファンやめる」という声は
    皆無なので、魔王ファンの皆さんの意思の固さと、
    魔王がかけた黒魔術の呪縛の恐ろしさを感じます。
    揺ぎ無く、ゆがみねぇな!ですよ。
    と書いてる私も、完全に魔王の闇に脳をヤラてますけど(笑)
    2010年07月04日 13:26
  • ai

    今回の表紙はヴァン騎士を知らない人が見れば「もうちょっと愛想良くすればいいのに」とか思うでしょう。
    けど私たちには嫌という程分かりますね。コレがこの2人の精一杯、最大限の頑張りだって(笑)
    本来ならもっと殺伐&一触即発な雰囲気の漂う2人なのに、頑張って抑え目にしたようです。やればできる子たちです。

    魔王の過去話は予想の範囲内でしたが気になる点が。
    始祖時代の魔王の血の摂取は、眠っている領民から注射器で採血するやり方でした。
    という事は吸血鬼は少なくとも生きるだけならば、噛み付いて直接血を吸わなくてもいいって事になるのでしょうか(現代なら輸血パックを利用するとか?)
    直接吸わないと鮮度や味が落ちるからとか、そんな理由で人を襲う吸血鬼がいたらハンターに一刀両断されても文句は言えません。

    あ、遅まきながら12巻買いました。雑誌で本編に目を通していても、番外編&書き下ろしがあって色々と見どころ(ツッコミ所)のある一冊になってましたね。
    2010年07月09日 01:02
  • 月の騎士

    aiさんコメントありがとうございます。
    この二人が愛想よく並び立ってたら、むしろ抗議文を
    送りたい気持ちになりますね(笑)この二人の場合、
    「ケンカするほど仲が良い」などという次元を超えた、
    愛と憎しみの殺伐感が魅力なので、これでも「少女漫画雑誌
    の表紙」に併せた姿として頑張りに拍手ですね。

    ああ、言われてみれば、なんでわざわざ注射器で
    採取してたんでしょうか。魔王らしくない大人しい方法で…
    っていうか、その方法で良いのなら、人間をヴァンパイアにしたり、
    襲ってレベルEに墜ちるとかいう事件も減るだろうし、
    時代が進んで、むしろ野蛮化してるのも謎ですね。
    直接吸うという快楽を覚えてしまったらもう…ってことでしょうか。

    12巻は色々とツッコミ所満載でしたね。
    本編も記憶がうすれがちだった所もあって、
    今見ると違った感想も持ちそうなので、
    これからじっくり読んで、また記事を書きたいと思います。
    2010年07月09日 08:45

この記事へのトラックバック